刺繍ルームには、

「モノグラム刺繍にずっと憧れていました」

そう言って来てくださる方がとても多くいらっしゃいます。

派手ではないのに、なぜか心に残る。

静かで、凛としていて、品がある。

今日は、そんなモノグラム刺繍の魅力について、
歴史からデザインの特徴、難しさ、楽しさまで、幅広く、そして深く解説していきます。

モノグラム刺繍とは、イニシャル（アルファベット）を2文字以上組み合わせ、装飾的に表現した刺繍のこと。

単に文字を刺すのではなく、

モノグラム刺繍にはアルファベット一文字のデザインに比べ、静かな存在感と格調高さが生まれ、人気です

よく聞かれるのが、この質問。

「アルファベット刺繍と、何が違うのですか？」

アルファベット1文字か、2文字以上の組み合わせか。

それが大きな違いなのですが、
私が思う一番の違いは、“文字が主役か、デザインが主役か”。

文字は、読ませるためではなく魅せるために存在する。

そこが、モノグラム刺繍の奥深さだと考えます。

刺繍ルームとしてデザインを考える時は、その文字の持つ雰囲気、イメージを大事にデザインと組み立てます。
一見すると何のアルファベットか読めなくても、デザインとしてまとまりあるものの方が魅力的に見えたりします。