アウトラインステッチ動画解説|フランス刺繍講座で学ぶ基本

2025/08/31

刺繍の基本のひとつ「アウトラインステッチ」。

一見シンプルに見えますが、実は刺繍全体の完成度を大きく左右する重要なステッチです。線がガタガタしてしまったり、針目の大きさが揃わなかったりと、初心者がつまずきやすいポイントでもあります。


刺繍ルームのテクニックコースでも1番初めに学ぶステッチであり、デザインにおいてもとても重要なステッチと位置付けています。


この記事では、アウトラインステッチの特徴・刺し方・コツを丁寧に解説し、さらに白糸刺繍やフランス刺繍への応用方法もご紹介します。 


最後には「動画」で実際の針運びを学べるご案内もありますので、ぜひ最後までご覧ください。
 

アウトラインステッチとは

アウトラインステッチは、その名の通り輪郭線(アウトライン)を描くステッチです。布の上に自由自在に絵を描くように針を進めるため、文字や模様をくっきりと浮かび上がらせることができます。

フランス刺繍が学べる刺繍ルームのアウトラインステッチ動画講座

アウトラインステッチの基本の刺し方

アウトラインステッチは左から右へ、行って戻るを繰り返しながら進みます
1目進んで、半目分戻る。
右下がりのロープのような見た目になるステッチです。

アウトラインステッチ綺麗に刺すコツ

アウトラインステッチを美しく見せるためには、ちょっとした工夫が大切です。

  1. 針目の大きさを均一に
    → 線の美しさはここで決まります。定規のように等間隔を意識しましょう。細かく刺すことより針目の大きさを揃えることが優先です。
 
  1. 糸の撚りを整えてから刺す
    → 25番刺繍糸を使う際は、針に通す前に軽く撚りをほぐす、2本どり、3本どりのように複数本を使用する場合も、必ず一本づつ糸を引き抜き、合わせてから針に通します。
  2. 刺繍枠を使用する。
    → 布の張り具合は刺し方により変わりますが、必ず刺繍枠を使用して刺します。すくい刺しをする方はピンと張りすぎず、少し布をたわませて刺繍枠に貼りましょう。
  3. 針の角度を一定にする
    → 針を引き抜く角度が変わると、ステッチの高さにムラが出やすいです。
刺繍ルームではアウトラインステッチやサテンステッチが綺麗にさせるコツをしっかりと

針目の大きさ

刺繍ルームでは2mm以内の針目の大きさを目指したい。でもこれは1本どりや2本どりの場合です。
糸の本数が増えるなら、針目の大きさも大きくしたほうが、布への負担が減ります。狭いところに太い糸を無理やり通すといえば、イメージ湧くでしょうか?ぎゅうぎゅうに無理やり通すと、布がよったり、ツレたり、無理が見えてしまいます。

糸同士も擦れやすいので艶が失われます。
糸にも布にも優しく。
余裕ある針目で刺しましょう

フランス刺繍のステッチ動画

アウトラインステッチ動画

輪郭線を刺すときに使用する基本的なステッチ。
滑らかな曲線を描くのに向いています
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