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刺しゅうアートフェスティバルありがとうございました

2025/07/28

2025年7月17日〜21日の5日間にわたり開催いたしました刺しゅうアートフェスティバルは、無事に幕を閉じました。

ご来場・ご出展・ご協力くださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます

私の気持ちは日々、インスタグラムで更新させていただいていましたが、こちらにもインスタのキャプション引用と共に今の気持ちなどを綴らせていただきます。

 

初日を終えて「開催してよかった」

驚くほどの行列で幕を開けた初日。
オープンから30分で会場内は熱気に包まれ、酸素が薄いと感じるほど…?

それでも、コンテスト作品を何周も何周も巡りながら
一つ一つにじっくり目を向ける来場者のみなさまの姿に、
「刺繍・アートが好きな人は、まだこんなにいるんだ」と
心から嬉しくなりました。

ハンドメイドの世界、まだまだ盛り上がる!そう確信できた一日でした。

「開催して良かった」今日はこの言葉が、何度も心にあふれてきました。

ご来場者様、ご協力企業さま、作品出展者様、
支えてくださった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです♡

 
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2日目を終えて「ジャンル違いの刺繍の調和」

「可愛い〜!」「すごい!」「グランプリどれにした?」
そんな声があちこちから聞こえてきて、スタッフさんと私は目を合わせてニヤニヤ?

ご来場の皆さまにも楽しんでいただける企画にできて、
その反応を間近で見られるのが、何より嬉しいです。

真剣に作品を見つめるお客様の姿に、出展者の皆さんの表情もキラキラ。
ジャンルの違う刺繍が、ここまで調和して集まるのも本当にすごいことだなと感じます。

不安いっぱいで始めたこの企画。
絶対に成功すると信じて、作品を仕上げ、出展してくださった皆さまに心から感謝です。
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作品図録集は在庫限りの販売です。

1冊1500円 カラー80ページ
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3日目を終えて「来年のこと」

今日は特に多くの方から【来年のこと】についてご質問をいただきました。

実は、フェス開催前から
「来年もありますか?」「どうすれば出展できますか?」というお声をたくさんいただいていましたが、
今日だけでも何十人もの方が、真剣なまなざしで話しかけてくださいました。

「こんなに素敵なイベント、1回だけじゃもったいない!」
「出展できたら絶対嬉しい!」
そんな想いが伝わってきて、心からありがたく思っています。
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4日目を終えて「一生懸命✖️技術✖️エピソード✖️人」

…あと1日で終わってしまうなんて、正直、寂しいです

今日は、たくさん泣いた日。
会場のあちこちで、涙腺崩壊。

「泣かし」「泣かされ」…
それくらい、このフェスに真剣に向き合ってくださった出展者の皆さまの想いが、
作品を通して、まっすぐに伝わってきました。

ずっと頑張ってきた過程を知っているからこそ、
作品を前にしてお客様の声を耳にし
その想いが報われた瞬間を目の当たりにしたとき、
涙が止まりませんでした。

自分がコンテストに出していたときの気持ちも思い出し、
「また、私も本気で作品を作って、誰かの心を動かしたい」
そう強く思わされました。
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5日目 最終日の朝「コンテストの意味」

本日最終日

刺繍はとても孤独な世界。
でもフェスで私はその「孤独」が「つながり」に変わる瞬間を何度も見ました

教室の枠も、技法のジャンルも超えて
「一人の作家」として作品が尊重される展示会。
それが実現できたこと、主催として本当に嬉しく思っています。

コンテストの本当の意味は票の数や賞ではなく、
「頑張ったことが誰かに届くこと」

「趣味が初めて“認められた”と感じられること」

「子どもに、自分が頑張る姿を見せられたこと」

「作品を見てもらえるだけで頑張った数ヶ月が報われた気がした」

そんな喜びにあるのではないかと感じました。
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5日目 最終日を終えて「人がつながる場」

刺しゅうアートフェスティバル2025
5日間、本当にありがとうございました。

最高に幸せな日々が終わり、今は胸にぽっかり穴があいたような寂しさを感じています。

この5日間、私の気持ちは毎日変化していました。

「この作品素敵!かわいい!すごい!」
最初はただの刺繍好きとして、作品一つひとつに感動していました。

そして
「フェスって楽しい。開催して本当によかった」と心から思うようになり、

「私も出展したい。私も熱い想いを込めた作品を作って、誰かに見てほしい」
そんなふうに、出展者側の気持ちにも自然と寄り添うようになっていました。

出展者さんの作品の背景やストーリーに触れ、
SNSや会場で出展者同士が仲良くなっていく様子を目の当たりにして、
「人がつながる場」をつくれたことの幸せを、深く感じています。
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振り返ってみると楽しい思い出と共に、反省もさまざま出てきて、ああすればよかった、こうすればよかったと、終わってから気づくこともたくさんありました。

でも、それも含めて大切な経験であり、次への一歩につながる学びになったと感じています。

 

出展者さんへのアンケートを見て、よかったと思う面、考えるべき面も見えてきましたが、どちらも私にとって大切な気づきです。

皆さまの声を受け止めながら、次回はもっと心地よく、満足度の高いイベントを目指してまいります。


また、全員が同じ方向を向くことはできないし、同じ意見なはずがない。だからこそ、今後全国各地でさまざまな刺繍イベントが開催されればいいなと思いました。
どのイベントにどんな気持ちで出展するかの選択肢が広がれば、刺繍文化というものがもっと広がりを持つと思います。

私が今回開催したように、ジャンルミックスのコンテスト形式ではなく

ジャンルごとの専門的な展示会、
趣味の方だけを集めた気軽な展示会、
初心者だけのチャレンジを応援する展示会、
関東以外での展示会。
もっと広く展示スペースがあり、駅近の展示会など。

アンケートにより、こんなふうに求められている展示会がたくさんあることがわかりましたので、ぜひどなたか展示会、イベントやってみませんか?

私から言えることは
やってみたからこそ見えた景色があります!

ぜひ刺繍を広げたい思いと、主催の楽しさの部分に興味がある方がいてくれたらうれしく思います。






 
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刺しゅうアートフェスティバル